「シナノレッド」の様子
あと1ヶ月ぐらいすると収穫を迎える品種があります。それがタイトルの「シナノレッド」です。
「シナノレッド」は長野県でうまれた品種であり、暑い夏に収穫できる品種です。酸味があり、食べ始めはこの酸味を強く感じますが、食べ進めていると甘味を感じ、はじめの酸味がやみつきになり、また食べたくなってしまうような品種です。
写真が「シナノレッド」の今日の様子です。まだ緑色が強いですが、よく見てみると、写真中央の樹の下の方に真っ赤に色付いている「シナノレッド」があります。
この赤い色は、今の時季としては早すぎる色であり、この赤のサインがとても大事であると私達は考えています。早く色付いてしまうりんごは、中の状態が悪い可能性が高いので、今日は、気になる色のりんごを全てとりました。そして、半分に割ってみました。予測していた通り、芯部分が茶色に変色していました。このようなりんごはお客様へお届けすることができませんので、しばらくの間は、早期に赤くなるりんごを除去して、良い実が着色してくるタイミングを見守ることを大切にしたいと思っています。
茶色に変色している部分を取り除いて、今シーズンの「シナノレッド」を食べてみました。良い味になりそうな予感がしました。