大切なりんごサイン
今年のりんごの花の開花は、昨年よりも10日ほど遅く、花摘み作業も10日ほど遅く始まりました。今になっても、昨年の生育状況・色付きの様子と比べると、昨年よりも少し遅いなぁ、という感じです。
畑では早生品種のりんごが青々としていますが、中には色付き始めているりんごもあり「もう食べられるのかな?」と思ってしまうほどです。でも私達は「もしかしたら・・・」と、果実の状態が悪いことも予測して、様子を知る為に色付きが早いりんごをとり、切って果肉の状態を確認することを大事にしています。
写真は「シナノレッド」です。お盆位に収穫になる品種で、良い色のりんごはまだないはずですが、美味しそうなりんごがありましたので、上のような考えて収穫して切ってみました。やはり芯部分が写真のようになっており、「収穫ずいぶん前の赤色サインは危険だなぁ。」とあらためて感じました。
私達は、初どりするりんごが写真のようになっていても、傷んでいる部分を切り取って、残りの部分は今年の味の様子を知る為に食べてみます。良い予感のする味でした。
色付き始める前のりんごの状態も、大切に見守っている私達です。今日は今年の収穫が着実に近づいていることを感じる日でした。